Windows では、InnoDB
がデータベース名とテーブル名を内部的に小文字で格納します。バイナリ形式のデータベースを
Unix から Windows
に、またはその逆に移動するには、すべてのテーブル名とデータベース名を小文字にする必要があります。Unix
でこれを簡単に行うには、my.cnf
の [mysqld]
セクションに次の行を追加します。
lower_case_table_names=1
これは、テーブルの作成を開始する前に行います。Windows では、デフォルトで 1 に設定されます。
InnoDB
のデータファイルとログファイルは、すべてのプラットフォームでバイナリ互換です。ただし、それらのマシンで浮動小数点数の形式が同じであることが必要です。
InnoDB
データベースは、すべての関連ファイルをコピーするだけで移動できます。関連ファイルについては、データベースのバックアップに関する前のセクションを参照してください。マシン間で浮動小数点数の形式が異なっていても、テーブル内で
FLOAT
または DOUBLE
データ型を使用していなければ手順は同じです。つまり、関連ファイルをコピーするだけで済みます。浮動小数点数の形式が異なっている場合に、テーブルで浮動小数点データが使用されているときは、mysqldump
および mysqlimport
を使用してそれらのテーブルを移動する必要があります。
パフォーマンス上のヒントとして、データをデータベースにインポートするときは、大量のインポートトランザクションによって生成される大きなロールバックセグメントに対応できるだけの十分なテーブルスペースがあると想定して、オートコミットモードをオフにします。 コミットは、テーブル全体またはテーブルのセグメントをインポートした後に実行します。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.