MySQL Cluster マネジメント サーバー (ndb_mgmd) を除いて、MySQL Cluster の一部を構成する各ノードはマネジメント サーバーのロケーションをポイントする接続文字列 が必要です。この接続文字列はマネジメント サーバーへの接続の確立およびクラスタのノードの役割に基づいた他のタスクの実行に使用されます。接続文字列の構文は以下のようになります。
<connectstring> := [<nodeid-specification>,]<host-specification>[,<host-specification>] <nodeid-specification> :=node_id
<host-specification> :=host_name
[:port_num
]
node_id
は 1 より大きい整数で
config.ini
のノードを認識します。host_name
は文字列で有効なインターネットのホスト名あるいは
IP
アドレスを表します。port_num
は整数で TCP/IP ポート番号を意味します。
example 1 (long): "nodeid=2,myhost1:1100,myhost2:1100,192.168.0.3:1200" example 2 (short): "myhost1"
すべてのノードは localhost:1186
を他に無い場合デフォルトの接続文字列として使用します。port_num
が接続文字列に無い場合、デフォルトのポートは
1186 です。このポートはこの目的のために IANA
に割り当てられているので、常にネットワークで利用できる状態でなければなりません(詳細は
http://www.iana.org/assignments/port-numbers
参照 )。
複数の <host-specification>
値を入力すると、いくつかの冗長マネジメント
サーバーを指定できます。クラスタのノードは指定された順序で各ホストのマネジメントサーバーに接続が確立されるまで接続を試みます。
接続を指定する多くの異なる方法があります。
各実行ファイルにはそれ自身のコマンドラインのオプションがあり、起動時にマネジメント サーバーを指定します。(それぞれの実行ファイルについてはその説明書を参照してください。)
接続文字列をマネジメント サーバー
my.cnf
ファイルの
[mysql_cluster]
セクションに置くことで接続文字列をクラスタのすべてのノードに一度に設定することもできます。
以前のバージョンへの互換性につい打ては、同じ構文を使用して他の 2 つのオプションが利用できます。
NDB_CONNECTSTRING
環境変数を設定して接続文字列を含みます。
各実行ファイルに接続文字列を書きそれを
Ndb.cfg
名のテキスト
ファイルに入れこのファイルを実行ファイルの起動ディレクトリに入れます。
しかし、これらは現在あまり利用されていないため新しいインストールには使用されません。
接続文字列の指定で推奨している方法は接続文字列をコマンドラインに設定するかあるいは各実行ファイルの
my.cnf
ファイルで設定します。