DROP {DATABASE | SCHEMA} [IF EXISTS] db_name
DROP DATABASE
はデータベース内のすべてのテーブルをドロップし、データベースを削除します。このステートメントには十分に注意してください。DROP
DATABASE
を使用するには、データベースに対する
DROP
権限が必要です。DROP
SCHEMA
は DROP
DATABASE
の同義語です。
データベースが削除されても、そのデータベースに対するユーザー権限は自動的には削除されません。項8.5.1.3. 「GRANT
構文」
を参照してください。
IF EXISTS
は、データベースが存在しないときにエラーの発生を防ぎます。
もし象徴的にデータベースとリンクした
DROP DATABASE
を利用すると、リンクと元データベースの両方が削除されます。
DROP DATABASE
は削除されたテーブル数を返します。これは、削除された
.frm
ファイルの数と対応しています。
DROP DATABASE
ステートメントは、通常作業の最中に MySQL
が作成するファイルやディレクトリを与えられたデータベースから削除します。
次の拡張子を持つすべてのファイル。
.BAK |
.DAT |
.HSH |
.MRG |
.MYD |
.MYI |
.TRG |
.TRN |
.db |
.frm |
.ibd |
.ndb |
.par |
もし存在するなら、db.opt
ファイルです。
MySQL
がリストされたばかりのファイルやディレクトリを削除したあと、もしデータベースディレクトリ内に別のファイルやディレクトリが残れば、そのデータベースディレクトリは削除することができません。この場合、残っているすべてのファイルやディレクトリを手作業で削除し、DROP
DATABASE
ステートメントをもう一度発行しなければいけません。
mysqladmin でデータベースをドロップすることもできます。項3.2. 「mysqladmin — MySQL サーバーの管理を行うクライアント」 を参照してください。