クライアントにコンパイルされたネットワークインタフェース以外のネットワークインタフェースをリッスンしている MySQL サーバにそのクライアントから接続するには、以下のいずれかの方法を実行します。
TCP/IP
経由でリモートホストに接続する場合は
--host=host_name --port=port_number
でクライアントを開始する。Unix
ソケットまたは Windows
の名前付きパイプを使用してローカルホストに接続する場合は
--host=localhost --socket=file_name
でクライアントを開始する。
MySQL 4.1 では、TCP/IP 経由で接続する場合は
--protocol=tcp
を、Unix
ソケットを使用する場合は
--protocol=socket
を、名前付きパイプを使用する場合は
--protocol=pipe
を、共有メモリを使用する場合には
--protocol=memory
を指定してクライアントを開始する。TCP/IP
接続では、--host
オプションと
--port
オプションを指定することが必要な場合もある。他の接続タイプでは、場合によっては、--socket
オプションでソケットまたは名前付きパイプ名を指定したり、--shared-memory-base-name
オプションで共有メモリ名を指定することが必要になる。
Unix
では、クライアントを起動する前に、MYSQL_UNIX_PORT
環境変数と MYSQL_TCP_PORT
環境変数を設定して Unix ソケットおよび
TCP/IP ポート番号を指定する。
特定のソケットまたはポートを永続的に使用する場合、これらの環境変数を設定するコマンドを
.login
ファイルに置いて、ログインのたびにこれらの環境変数が適用されるようにできる。
See 付録 F. 環境変数。
オプション設定ファイルの
[client]
グループにデフォルトソケットと TCP/IP
ポートを指定する。たとえば、Windows では
C:\my.cnf
を、Unix
ではホームディレクトリの
.my.cnf
ファイルを使用できる。 See
項4.1.2. 「my.cnf
オプション設定ファイル」。
C
プログラムでは、ポートまたはソケット引数を
mysql_real_connect()
の呼び出しで指定できる。また、mysql_options()
を呼び出して、プログラムにオプション設定ファイルを読み取らせることもできる。
See 項11.1.3. 「C API 関数の説明」。
Perl DBD::mysql
モジュールを使用している場合、MySQL
オプション設定ファイルからオプションを読み取ることができる。次に例を示す。
$dsn = "DBI:mysql:test;mysql_read_default_group=client;" . "mysql_read_default_file=/usr/local/mysql/data/my.cnf"; $dbh = DBI->connect($dsn, $user, $password);
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.