mysqlslapはMySQLサーバのクライアント負荷をエミュレートし、各ステージのタイミングを報告する診断プログラムです。サーバにたいして複数のクライアントがアクセスしているかのように作動します。mysqlslapはMySQL 5.1.4.から提供されています。
mysqlslapは以下のように起動してください。
shell> mysqlslap [options]
          --createや--queryといったオプションはSQLステートメントを含む文字列やステートメントを含むファイルの特定を許容します。ファイルを特定した場合、デフォルトで各行ごとにステートメントを含んでいなければいけません。(つまり、暗示的なステートメントデリミタはニューラインキャラクタになります。)異なるデリミタを特定するのに--delimiterを使用してください。これにより、複数行にわたってステートメントの特定、もしくは1つのライン上で複数のステートメントを置くことができます。ファイルにコメントを含むことはできません。mysqlslapはそれらを理解しません。
        
mysqlslapは次のオプションをサポートします。
ヘルプ メッセージを表示し、閉じます。
ファイルやコマンドオプションを介して提供されていない場合、SQLステートメントを自動的に生成します。
双方が圧縮をサポートしている場合、クライアント・サーバ間で行きかう情報を全て圧縮します。
              SELECTステートメントを発行している際、シミュレートするクライアントの数。
            
テーブル作成の際使用するファイルか文字列。
テストを実行するスキーマ。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
カンマによって分けられた値のフォーマットで出力を生成します。出力は名づけられたファイルか、ファイルが提供されていない場合標準出力に向かいます。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
              
              
              --debug[=,
              debug_options]-#
              [
            debug_options]
              デバッグのログを書き込みます。debug_options
              文字列は大抵
              'd:t:o,になります。
            file_name'
ファイルかコマンドオプションを介して提供されたSQLステートメントで使用するデリミタです。
              
              
              --engine=,
              engine_name-e 
            engine_name
テーブル作成の際使用するストレージエンジン。
              
              
              --host=,
              host_name-h 
            host_name
与えられたホスト上でMySQLサーバに接続します。
実行するテストの回数。
ロックの保存に使用するディレクトリです。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
各クライアントをこのクエリの数に限定します。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
データベースに接続しないでください。mysqlslapは実行されるべきであったことだけプリントします。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
              
              
              --password[=,
              password]-p[
            password]
              サーバに接続する際使用するパスワードです。ショートオプションフォーム(-p)を使用した場合、オプションとパスワードの間にスペースを置くことはできません。password値を
              
              
              --passwordあるいは-pオプションをコマンドライン上で省いた場合、ここで求められます。
            
コマンドライン上でのパスワードの特定は安全ではありません。項4.8.6. 「パスワードのセキュリティ」 を参照してください。
コネクションに使用するTCP/IPポート番号です。
              
              
              --protocol={TCP|SOCKET|PIPE|MEMORY}
            
使用するべき接続プロトコルです。
mysqlslapの実行からスキーマを保存します。このオプションはMySQL 5.1.5.で追加されました。
              データ回収のため使用するSELECTステートメントを含むファイルか文字列。
            
サイレントモード。出力はありません。
              SELECTを実行しないでください。
            
              他のmysqlslapクライアントに対してマスタロックをフォローしてください。1つのマスタサーバのまわりでシンクロを試みている場合このオプションを
              
              
              --lock-directoryとNFS。このオプションはMySQL
              5.1.5.で追加されました。
            
              localhostの接続用に使用する、ユニックスではソケットファイル、Windowsでは使用する名づけられたパイプ。
            
              --sslで始まるオプションは、SSLを介してサーバに接続し、SSL
              キーや証明の場所を明示するか否かを指定します。項4.8.7.3. 「SSL コマンド オプション」
              を参照してください。
            
              Unixでは、デフォルトではfork()を使用します。このオプションを使用することで、代わりにpthreadコールが使用されます。Windowsでは、デフォルトはpthreadコールを使用し、オプションは効果がありません。このオプションはMySQL
              5.1.6.で加されました。
            
              
              
              --user=,
              user_name-u 
            user_name
サーバに接続する際使用するMySQLユーザ名です。
Verbose モードプログラムの動作についてさらに情報をプリントアウトする。
バージョン情報を表示し、閉じます。

