INSTALL PLUGINplugin_nameSONAME 'plugin_library'
このステートメントは、プラグインをインストールします。
          plugin_name
          は、ライブラリファイルに含まれているプラグイン宣言構造で定義されているプラグインの名前です。プラグイン名では大文字と小文字が区別されます。最大限の互換性を持たせるために、プラグイン名を、C
          ソースファイル、シェルコマンドライン、M4
          および Bourne シェルスクリプト、SQL
          環境などで使用されている ASCII
          文字、数字、および下線に制限するようにしてください。
        
          plugin_library
          は、プラグインコードを含む共有ライブラリの名前です。この名前には、ファイル名拡張子
          (たとえば、libmyplugin.so
          または
          libmyplugin.dylib)
          が含まれます。
        
          共有ライブラリは、プラグインディレクトリ
          (つまり、plugin_dir
          システム変数で指定されるディレクトリ)
          に存在する必要があります。ライブラリは、サブディレクトリではなく、プラグインディレクトリ自体に存在する必要があります。デフォルトでは、plugin_dir
          は、pkglibdir
          設定変数で指定されるディレクトリの下にある
          plugin
          ディレクトリですが、サーバーの起動時に
          plugin_dir
          の値を設定することによって変更できます。たとえば、my.cnf
          ファイル内でその値を設定します。
        
[mysqld]
plugin_dir=/path/to/plugin/directory
          plugin_dir
          の値が相対パス名である場合は、MySQL
          ベースディレクトリ
          (basedir
          システム変数の値) に相対的に取得されます。
        
          INSTALL PLUGIN
          は、plugin
          を説明している
          mysql.plugin
          テーブルに行を追加します。このテーブルには、プラグイン名とライブラリファイル名が含まれています。
        
          MySQL 5.1.33
          の時点では、INSTALL
          PLUGIN
          を指定すると、サーバーはサーバーの起動中にオプション
          (my.cnf)
          ファイルを読み取ります。これにより、プラグインは、これらのファイルから関連する任意のオプションを取得できるようになります。プラグインをロードする前でも、オプションファイルにプラグインオプションを追加できます
          (loose
          接頭辞が使用されている場合)。また、プラグインをアンインストールしたり、my.cnf
          を編集したり、プラグインをもう一度インストールしたりすることもできます。プラグインをこの方法で再起動すると、サーバーを再起動することなく新しいオプション値を指定できます。
        
MySQL 5.1.33 より前のバージョンでは、プラグインは、各オプションがデフォルト値に設定された状態で起動されます。
          INSTALL PLUGIN
          はまた、プラグインコードをロードして初期化することにより、プラグインを使用可能な状態にします。プラグインは、使用可能になる前にプラグインが実行する必要のあるすべてのセットアップを処理する、初期化関数を実行することによって初期化されます。
        
          INSTALL PLUGIN
          を使用するには、mysql.plugin
          テーブルに対する
          INSERT
          権限が必要です。
        
          サーバーの起動時に、サーバーは、mysql.plugin
          テーブルにリストされているすべてのプラグインをロードして初期化します。つまり、プラグインはサーバーが起動するたびにではなく、1
          回だけ INSTALL
          PLUGIN
          によってインストールされます。起動時のプラグインのロードは、サーバーが
          --skip-grant-tables
          オプションで起動された場合は実行されません。
        
サーバーが停止するとき、サーバーは、ロードされているプラグインごとに初期化解除関数を実行して、各プラグインに任意の最終クリーンアップを実行するための変更を発生させます。
          サーバーの起動時に個々のプラグインロードを制御するオプションについては、Server Options for Loading Plugins
          を参照してください。サーバーにシステムテーブルを読み取らないよう指示する
          --skip-grant-tables
          オプションが指定されたとき、1
          回のサーバー起動時にプラグインをロードする必要がある場合は、--plugin-load
          オプションを使用します。Server Command Options
          を参照してください。
        
          プラグインを完全に削除するには、UNINSTALL
          PLUGIN ステートメントを使用します。
        
          インストールされているプラグインを表示するには、SHOW
          PLUGIN ステートメントを使用します。
        
プラグインライブラリを再コンパイルし、それを再インストールする必要がある場合は、次のどちらかの手順を使用できます。
              UNINSTALL
              PLUGIN
              を使用してライブラリ内のすべてのプラグインをアンインストールし、新しいプラグインライブラリファイルをプラグインディレクトリにインストールしてから、INSTALL
              PLUGIN
              を使用してすべてのプラグインをライブラリにインストールします。この手順には、サーバーを停止することなく使用できるという利点があります。ただし、プラグインライブラリに多数のプラグインが含まれている場合は、多数の
              INSTALL
              PLUGIN および
              UNINSTALL
              PLUGIN
              ステートメントを発行する必要があります。
            
または、サーバーを停止し、新しいプラグインライブラリファイルをプラグインディレクトリにインストールしてから、サーバーを再起動します。

