次の一般的なガイドラインは、トラブルシューティング
InnoDB
問題に適応します:
処理が失敗する場合やバグの疑いがある場合には、MySQL サーバーのエラーログを確認すべきです (The Error Logを参照)。
InnoDB
データ辞書に関係する問題としては、CREATE
TABLE
ステートメントの失敗
(孤立したテーブルファイル)、.InnoDB
ファイルのオープン不可、 system
cannot find the path specified
エラーなどが挙げられます。こうした種類の問題やエラーに関する情報については、項9.13.4. 「トラブルシューティング
InnoDB
データ辞書操作」
を参照してください。
トラブルシューティングを行うときは、通常、mysqld_safe
を通したり、Windows
サービスとしてではなく、コマンドプロンプトから
MySQL
サーバーを起動するのが一番良い方法です。そうすることで
mysqld
がコンソールに何をプリントするのかを確認でき、何が起きているのかをよく知ることができます。Windows
上では、出力先がコンソールウィンドウになるように、--console
オプションを利用して
mysqld
を起動させます。
InnoDB
モニターを使って問題に関する情報を取得します
(項9.13.2. 「SHOW ENGINE
INNODB STATUS
と
InnoDB
モニター」を参照)。もしその問題が性能に関連していたり、サーバーがハングアップしているようであれば、InnoDB
内部の状態に関する情報をプリントするために標準モニターを利用しなければいけません。もしその問題がロックに関連していたら、ロックモニターを利用してください。もしその問題がテーブル作成や別のデータ辞書操作に関連していたら、InnoDB
内部データ辞書の内容をプリントするために表モニターを利用してください。テーブル領域の情報を表示するには、テーブル領域モニターを使用します。
もしテーブルが破損した疑いがあれば、そのテーブル上で
CHECK TABLE
を起動してください。