MySQL 5.0 には、以下の機能が組み込まれる予定です。多数の開発者がさまざまなプロジェクトで作業しているので、他にも多くの機能があることに注意してください。これらの機能の一部は、MySQL 4.1 に追加される可能性もあります。MySQL 4.1 にすでに実装されている機能の一覧については、項1.5.2.1. 「MySQL 4.1 で使用可能な機能」 を参照してください。
MySQL 開発の最前線の参照を希望するユーザのために、MySQL バージョン 5.0 の BitKeeper リポジトリを公開しています。 See 項2.3.4. 「開発ソースツリーからのインストール」。
ストアドプロシージャ
ストアドプロシージャは、現在実装中である。この試みは SQL-99 に基づくもので、Oracle PL/SQL に類似した(ただし、同じではない)基本構文を使用する。また、外部言語でフックする SQL-99 フレームワーク、および(可能な場合)PL/SQL や T-SQL などとの互換性も実装する予定である。
新機能
基本的なカーソルサポート。
MyISAM
テーブルでインデックスが
R-TREE
インデックスとして作成されるように明示的に指定する機能。4.1
では、地理データ(GIS
データ型)について R-TREE
インデックスが内部で使用されるが、必要に応じて作成することはできない。
HEAP
テーブルの可変長レコード。
標準への準拠、移植性、および移行
VARCHAR
の完全なサポート(255
を超えるカラム長、後続のスペースを削除しない)の追加(MyISAM
ストレージエンジンではすでにこれがサポートされているが、ユーザレベルではまだ使用できない)。
速度の向上
SHOW COLUMNS FROM
table_name
(カラム名の表示を可能にするために
mysql
クライアントによって使用される)によって、テーブルではなく定義ファイルのみが開くようにする。これによって、使用されるメモリが少なくて済むとともに、速度がはるかに向上する。
MyISAM
テーブルの
DELETE
でレコードキャッシュを使用できるようにする。そのためには、.MYD
ファイルを更新する際にスレッドレコードキャッシュを更新する必要がある。
メモリ内(HEAP
)テーブルの改良。
可変長レコード
より迅速なレコード処理(コピーの削減)
国際化
SET CHARACTER SET
を使用する場合、文字列だけでなく、クエリ全体が一度に変換されるようにする必要がある。これによって、ユーザはデータベース名、テーブル名、およびカラム名で変換された文字を使用できるようになる。
使いやすさの向上
アクティブな MERGE
テーブルで使用されているテーブルに対して
RENAME TABLE
を発行した場合にテーブルが破損する可能性がある問題の解決。
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.