MaxDB と MySQL の主な違いを以下に示します (概要であり、完全なものではありません)。
MaxDB は、クライアント/サーバシステムとして動作します。MySQL は、クライアント/サーバシステムまたは組込システムとして実行することができます。
MySQL によってサポートされているプラットフォームの一部では、MaxDB が動作しない場合もあります。たとえば、MaxDB は IBM の OS/2 では動作しません。
MaxDB では、クライアント/サーバ通信に専用ネットワークプロトコルが使用されます。それに対し MySQLでは、TCP/IP(SSL 暗号化あり/なし)、ソケット(UNIX ライクなシステムの場合)、名前付きパイプ(Windows NT ファミリシステムの場合)のいずれかが使用されます。
MaxDB は、ストアドプロシージャをサポートしています。MySQL の場合、ストアドプロシージャの導入はバージョン 5.0 からとなります。MaxDB では SQL 拡張を介したトリガのプログラミングもサポートしていますが、この機能は MySQL 5.1 で予定されています。MaxDB は、ストアドプロシージャ言語のデバッガを内蔵しています。また、ネストされたトリガのカスケードが可能で、アクションおよび行単位の複数トリガをサポートします。
MaxDB のディストリビューションには、テキストベース、グラフィカルベース、Web ベースのいずれかのユーザインタフェースが含まれています。MySQL のディストリビューションには、テキストベースのユーザインタフェースしか含まれていません。グラフィカルユーザインタフェース(MySQL Control Center)は、主要ディストリビューションとは別に提供されます。MySQL の Web ベースユーザインタフェースは、サードパーティから提供されています。
MaxDB がサポートする多数のプログラミングインタフェースは、MySQL でもサポートされています。ただし、RDO、ADO、.NET は MaxDB ではサポートされておらず、いずれも MySQL ではサポートされています。MaxDB では、C/C++ でのみ埋め込み SQL がサポートされます。
以下の管理機能は MaxDB に含まれていますが、MySQL には含まれていません。 時刻、イベント、警告によるジョブスケジューリングと、警告しきい値に基づくデータベース管理者へのメッセージ送信
This is a translation of the MySQL Reference Manual that can be found at dev.mysql.com. The original Reference Manual is in English, and this translation is not necessarily as up to date as the English version.