SSL 使用、証明ファイル、キー ファイル
を指定するときに使用するオプションについて説明します。コマンドラインまたはオプション
ファイルを使用します。このオプションは、SSL
対応の MySQL
でのみ利用できるオプションです。(項4.8.7.2. 「SSL接続」
を参照のこと。) --master-ssl*
オプションは、レプリケーションを行うときに、スレーブ
サーバからマスタ
サーバ間での安全接続を確保するときに使用します。(項5.1.3. 「レプリケーションのオプションと変数」
を参照のこと。)
サーバに SSL
接続の許可を指定するオプション。
クライアント プログラムに対しては、SSL
を使用してサーバに接続することを許可する。
このオプションだけでは SSL
使用の接続を行うには不十分。
--ssl-ca
、--ssl-cert
、および
--ssl-key
オプションも指定する必要がある。
このオプションは、別の SSL
オプションを上書きをするときなど、別の使い方をするのが一般的である。たとえば、SSL
を使用しないと示すときなど。この使い方をするときは、--skip-ssl
または --ssl=0
として指定する。
注意: --ssl
オプションの使用には、SSL 接続を
必要としない。たとえば、サーバまたはクライアントが
SSL
サポートをコンパイルしていない場合、通常の暗号化なしの接続になるだけである
SSL
を使用した接続を安全に指定するには、GRANT
ステートメントに REQUIRE SSL
節を含めてアカウントをサーバに作成する。そして、そのアカウントでサーバに接続すると、サーバとクライアントの両方で
SSL サポートの接続になる。
REQUIRE
節は、別のSSL
関連オプションも有効にする。項12.5.1.3. 「GRANT
構文」
では、REQUIRE
に関する記述を参照のこと。そこでは、REQUIRE
オプションで作成したアカウントを使用して接続するクライアントで指定する必要がある
SSL のコマンド
オプションに関する詳細について記述している。
信頼された SSL 認証局 (trusted SSL CA) の一覧があるファイルのパス。
PEM 形式の信頼された CA 証明書を保存しているディレクトリのパス。
接続安全を確立するために使用する SSL 証明書ファイルの名前。
SSL 暗号化に使用できるサイファ (暗号)
の一覧。 cipher_list
は、openssl ciphers
コマンドと同じ形式。
例: --ssl-cipher=ALL:-AES:-EXP
接続安全を確立するために使用する SSL キー ファイルの名前。
クライアント プログラム用のオプション。サーバに接続するときに使用するホスト名に対して、サーバ証明書の Common Name 値を検証するようにするオプションで、一致しない場合には接続却下になる。この機能は、中間者攻撃対策として使用できる。この検証のデフォルトは無効。(MySQL 5.1.11 追加のオプション)